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「ヨガが教えてくれる「生き方」と「食」の整え方。ウェルネスパイオニアの吉川めいさんに聞く、心と体を調和させる暮らし」イメージ

ヨガが教えてくれる「生き方」と「食」の整え方。
ウェルネスパイオニアの吉川めいさんに聞く、心と体を調和させる暮らし

南インドで伝統的なアシュタンガヨガを学び、長年にわたりヨガスタジオを主宰してきた吉川めいさん。ヨガを単なる運動としてではなく、心・体・暮らしをつなぐホリスティックな実践として伝え続けている。食べ方、呼吸、思考の整え方——日々のささやかな動作が、生き方そのものを変えていく。今回は、ヨガと食の関係や伝統的な食材への思い、さらにお気に入りのパルミジャーノ レッジャーノの楽しみについて、お話をうかがった。

暮らしの中で生きるヨガという考え方

――まず、現在の活動について教えてください。

「私は南インドで伝統的なアシュタンガヨガを学びました。現地に家を借り、1年のうち4か月ほどをインドで過ごし、残りを日本で活動するという生活を13年ほど続けてきました。ヨガを私は「体を動かす運動」というよりも、心と体を包括的につなぐホリスティックなものとして捉えています。特に大切にしているのは、「暮らしの中でどう生かすか」という点です。

それは食べ方にも表れますし、子育てにも影響します。メンタルやマインドセットにも関わりますし、困難に直面したときの向き合い方、生き方そのものにもつながっていきます」

食は体だけでなく、心にも影響する

――ヨガにおける食との結びつきについて教えてください。

「食と健康は切り離せません。カロリーや栄養価ももちろん大切ですが、ヨガの視点では、食には物質的な側面とエネルギー的な側面があります。食は肉体を作ると同時に、気の巡りにも影響します。

よく例に出す話があります。同じ味噌汁が2つあるとします。同じ材料で作ったものですが、ひとつはアルバイトの子が作ったもの、もうひとつはおばあちゃんがあなたのために作ったもの。同じ味噌汁でも、味の違いを感じる人がほとんどです。そこに込められた思いや温度のようなものは、科学では測れないかもしれませんが、人は確実に感じ取ります」

――パルミジャーノ・レッジャーノは厳選された素材と長い熟成期間を経て作られ、1000年近く同じ製法が続いています。どう感じますか。

「伝統的な製法で作られていて、余計なものが入っていない。さらに熟成に長い時間をかけている。簡単に機械で作れないという点に、作り手の想いや温かさを感じます。伝統として残っているものには、残る理由があると思います。製法を変えないのは、変えないほうが良いからですよね。今は多くのものが次々に変わる時代ですが、そうしたなか守られてきた食品はとても貴重だと思います」

安心して食べられるものを選ぶということ

――パルミジャーノ・レッジャーノの印象は?

「大好きです。スティーブン・ガンドリー博士の本を読んだことがきっかけで、最近レクチンフリーの食事法を試しています。そのガンドリー博士が推奨するチーズのひとつがパルミジャーノ・レッジャーノなんです。それでさらに興味を持つようになりました」

――普段の食生活でも食べますか。

「いろいろな食事法を試してきました。ベジタリアン、ビーガン、ローフード、ペスカタリアン、レクチンフリー。でもチーズだけはやめていません。パルミジャーノ レッジャーノはおいしいですし、安心して食べられると感じています。好きなものを食べることは、体だけでなく心も満たしてくれると思っています」

――おすすめの食べ方を教えてください。

好きな食べ方を2つご紹介します。ひとつは、パルミジャーノ レッジャーノときのこのサラダ。ベビーリーフにハーブを入れ、炒めたきのこと焼いたタラをのせます。オリーブオイルとバルサミコ、塩をかけて、仕上げにパルミジャーノ レッジャーノを削っていただきます。

→パルミジャーノ レッジャーノときのこのサラダのレシピを見る

もう一つはカリフラワーのオーブン焼き。ターメリックと塩をまぶしてオーブンで焼き、最後にパルミジャーノ レッジャーノをたっぷりかけます。シンプルですが、とても美味しい食べ方です」

→カリフラワーのオーブン焼きのレシピを見る

――書く瞑想(ジャーナリング)の本を出されていますが、どのような内容でしょうか。

「私は15歳の頃からジャーナリング、つまり頭に浮かんだことを紙に書き出す習慣を続けてきました。そこにヨガの考え方を取り入れて生まれたのが、『書く瞑想』というメソッドです。これを私は『気づきジャーナリング』と呼んでいます。オンライン講座として続けてきたものがメディアに取り上げられ、2025年に『本心に気づき、自分を生きる 書く瞑想ノート』として書籍化されました。

この本は15のテーマで構成されていて、セルフアウェアネス(心の状態に気づく)、リレーションシップ(人間関係をほどく)、フィーリングス(感情に振り回されない)、セルフラブ(自分を大切にする)という4章に分かれています。

私が伝えたいのは、誰にでも欠点もあれば素晴らしい部分もあるということです。違いは、どこに意識を向けるか。意識を向けたものが大きくなっていきます。

だからヨガでも瞑想でも一番大事なのは、“どこに意識を向けているか”。それを自分で選べるようになることです。それができると悩みは減り、人生が軽やかになります。大変なことがなくなるわけではありませんが、向き合い方が変わります。生きることが楽しくなる。それを伝えたいと思って活動しています」

吉川さんの話を聞いていると、ヨガとは特別なことではなく、自分の状態に気づき、整えていくためのひとつの手がかりのようにも感じられる。どこに意識を向けるか。どんな時間の過ごし方をするか。何を食べるか。そうした積み重ねが、心と体のあり方に少しずつ影響していくのかもしれない。

長い年月をかけて受け継がれてきた食材にも、続いてきた理由がある。丁寧に作られたものを味わい、落ち着いて食べるという行為もまた、自分を整える静かな時間になる。

慌ただしい日常の中でこそ、立ち止まり、自分の感覚に目を向けてみる。そんな小さな意識の変化が、暮らしをゆっくりと変えていくのだろう。

文 曽宮岳大
写真 望月勇輝

※パルミジャーノ・レッジャーノが認定を受けるPDOとは:
パルミジャーノ・レッジャーノは、EUの原産地名称保護(PDO)に認定されているチーズです。添加物や保存料を一切使用せず、伝統的で自然な製法によって作られています。また、世界で最も模倣や偽造が多いチーズの一つでもあり、PDO制度はこのような製品の呼称や品質を守るために設けられています。

欧州連合規則 第1144/2014号に基づくプログラム101194314 ENSO-EU ― 欧州連合の共同出資による。
※EU規則1144/2014に基づく、EU支援の農産物販促プロジェクトです。